第40回 日中学生会議 概要

募集要項

第40回日中学生会議募集要項はこちらからご覧ください

開催概要

※第40回はオンライン開催になる可能性があります。

(1) 中国本土開催の場合

◉ 開催地:中国 (天津・泰安・西安・上海)
◉ 開催日程:2021年 8月4日 ~ 8月25日(直前・直後合宿を含む)
◉ 参加費:10万円

(2) オンライン開催の場合

◉ 開催地:日本(Web会議サービスzoom等のビデオツールを使用)
◉ 開催日程:2021年 8月3日 ~ 8月19日(直前・直後合宿を含む)
◉ 参加費:3万円

※以下オンライン、オフライン同様

◉ 募集人数:21人
◉ 応募資格:大学生、大学院生、短期大学生、専門学生(日本滞在中の外国人留学生も含む)
◉ 選考方法:一次選考はエントリーシートによる書類審査、二次選考は個人面接とグループディスカッション
◉ 応募期間:3月1日(月)~ 4月15日(木)

その他重要事項

◉面接について
Web会議サービスzoomを用いてオンラインにて面接を実施いたします。

◉参加費について
賛助団体からのご支援により、参加者の負担は大幅に軽減されています。
参加費は、事前合宿および本会議中の宿泊費、日本-中国間の往復航空券、一部中国国内移動費を含みます。活動終了後残金が発生した場合、返金する可能性もございます。

◉後援
公益社団法人日中友好協会他

◉助成
(公財) 三菱UFJ交流財団
(公財) 電通育英会
(公財) 大阪コミュニティ財
(公財) 双日国際交流財団
(公財)東芝国際交流財団
(公財) 東華教育文化交流財団
(一財)MRAハウス
(一財 )日本文具財団
申請中

◉過去参加者について
(1) 日本側参加者の出身大学
 青山学院大学
 大阪大学
 お茶の水女子大学
 関西学院大学
 京都大学
 国際教養大学
 北海道大学
 慶応義塾大学
 埼玉大学
 上智大学
 聖心女子大学
 筑波大学
 中央大学
 津田塾大学
 東京大学
 東京音楽大学
 東京外国語大学
 同志社大学
 日本大学
 一橋大学
 広島市立大学
 明治学院大学
 明治大学
 立教大学
 立命館大学
 早稲田大学 など

(2) 中国側参加者の出身大学
 北京大学
 清華大学
 復旦大学
 香港大学
 中国人民大学
 北京師範大学
 北京外国語大学
 中山大学
 対外経済貿易大学
 広東外語外貿大学
 曁南大学
 北京化工大学
 北京中医薬大学
 江門五邑大学
 外交学院 など

代表挨拶

〈日本側実行委員長〉

 国籍や文化背景に関わらず、対等な立場で意見交換や議論をし、一生胸に残る熱い夏と一生に渡る深い関係を築く仲間に出会うお手伝いをしたいという思いで、日中学生会議に携わらせていただいております。コロナの時代、人との関わり方が大きく変化しています。特に中国というメディアに制限がある地域との交流の機会は自ら作り出すことは難しいのではないでしょうか。自由に海外を行き来することができない今、日中学生会議を通して、中国側及び日本の学生と繋がり、深い議論をすることに大きな価値があると思っております。
 是非皆様にも日中という暖かいコミュニティーの一員となり、有機的な繋がりを築き上げていただきたいです。40期委員一同、皆様と出会い、熱い議論を交わすことを心待ちにしております。

日本側委員長 金田彩音

〈中国側実行委員長〉

新型コロナウイルスが世界的に流行して以来、中日両国は常に互いに関心を持ち、医療物資を送り合ってきました。中日関係は緊密で重要です。日中学生会議は日中の学生が対等に交流することができる舞台を作り、コミュニケーションを通してお互いの理解を深めることを主な目的とし、毎年開催されています。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、今年は新たな挑戦として現在オンライン開催と中国現地開催の二つの計画を立てています。私は実際に日中学生会議に参加した経験はありませんが、日本に留学した経験があります。留学の際、日中間の学生の考えが異なるということに気付き、日中学生の交流を促進したいと思い始めました。 ぜひ皆さんと本会議でお話ししたいです。委員とともにお持ちしております。

中国側委員長 周可

分科会とは

分科会とは、本会議で議論するグループ及び議論のテーマのことです。第40回日中学生会議 本会議では、5つの分科会に分かれて議論をします。エントリーの際に希望の分科会を選択していただきます。

※選考を通過し、参加が決定した場合には、なるべく希望の分科会に参加いただけるように調節いたしますが、必ずしもご希望に添えるとは限りませんのでご了承ください。

以下で各分科会のテーマについて、簡単に紹介します。

 

分科会紹介

 

 食品安全分科会では日本と中国における食品安全問題について議論します。持続可能な社会を目指すために国連サミットによって採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の二つ目の項目に ZERO Hunger(飢餓をゼロに)という目標が掲げられています。

 しかし、一方で先進国ではフードロスが深刻であり、移民や輸入に頼りきりの第一次産業を中心として繁栄している国や地域も多くあります。

 日本と中国では、人口規模・国土面積・食に関する文化も全く違う国同士だからこそ、食品に対してどのような価値観の違いがあるのでしょうか?ここでは、特に食品安全に関する課題を考えていきます。

 

 

 環境問題分科会では、日本と中国が共通して抱えている環境問題を中心に議論します。近年、世界レベルで環境問題が深刻化しており、日中両国でも環境に対する関心が高まりつつあります。先進国として上げられる日本と発展途上国として上げられる中国。経済発展と環境保全のバランスはどのように保てば良いのでしょうか。

 学生の目線で環境問題に対して具体的にどのような取り組みができるのかを考えます。また、これから経済発展と環境保全のバランスを保つために各国はどのような対策をとっていくべきなのかなども掘り下げていきます。

 

 

 社会問題・少数グループ分科会では、社会的に弱者の立場にある社会的マイノリティグループにフォーカスして議論していきます。

 少数民族、性的少数者、社会的背景の違い、経済的弱者など、日本社会及び中国社会において、数々のマイノリティグループが長い間軽視されてきました。これらが直面している問題はなぜ発生しているのか、現代社会において、そのような差別は社会や個人にどのような影響を与えているのか。その歴史背景や現代社会の環境を考察し、現代社会はマイノリティーグループに対してどうあるべきか、差別的意識をなくすためにはどのような解決策が考えられるかなどを議論していきます。

  

 

 近年LGBTQなどのジェンダー教育や持続可能な社会(SDGs)を目指す教育など、多様な分野での教育の重要性が高まってきています。また、新型コロナウイルスの影響で人との繋がり方も変化し、教育の場面では、オンライン教育なども発展してきています。

 教育システム分科会では、中国と日本の過去から現在における教育の仕組みや在り方を比較しながら、教育がどのように社会や人に影響を与えているかリサーチします。そして、どのような教育のあり方が、日中友好また世界平和に貢献するのかを議論します。

  

 

 日本の立場から中国をみたとき、あなたは中国に対してどのような考えやイメージを持ちますか?私たちが中国に対して様々なイメージを持つように、中国の方も日本に対して様々なイメージを持っているはずです。

 国民認識ギャップ分科会では、「中国の日本に対する印象」と「日本の中国に対する印象」の差がなぜ生まれているのかについて議論します。これには歴史、文化、環境、経済発展など数え切れないほど様々な要因があると考えられます。なぜギャップが生まれたのかを分析し、そのギャップにどんな意味があるのか、なくすべきなのか、なくすにはどのような努力が必要なのか、私たちにできることは何かについて考えていきます。

  

 以上が5つの分科会の紹介となります。分科会テーマは、議論の大枠にすぎません。テーマ内のどこを掘り下げ議論するかは、分科会メンバーで決めていたできますので、以上の説明は参考程度にしてください。