「国際関係と外交」ユニット

「国際関係と外交」ユニットのご紹介

日中の「外交・国際関係」というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。東シナ海の領土を巡る紛争や、南シナ海での中国の海洋進出かもしれません。もしくは、日中共同宣言(1972年)や日中平和友好条約(1978年)といった歴史的事象かもしれません。

しかし、両国の「対朝鮮半島(韓半島)外交政策」も、決して忘れてならない要素の一つです。朝鮮半島(韓半島)は「緩衝地帯」として両国が歴史的に利権を求めて対立を続けた地域で、東アジアの平和と安定を考える上で無視できません。「緩衝地帯」という事実から日中両国の対朝鮮半島政策を考えることは日中両国の外交や国際関係を考えるだけでなく、東アジアの平和と安定を追求することにも不可欠です。

そこで、本分科会では「両国の対朝鮮半島政策」を主要議題の一つとして位置づけ、これを議論します。
議論には日本史や世界史の知識が求められることから、参加者の皆様には事前に高校の教科書を復習いただきますよう、お願いいたします。 また、日中両国や朝鮮半島の外交や安全保障についても、日頃のニュースに関心を寄せておいていただけると幸いです。

推薦図書

中国の対韓半島政策(中居 良文)

中国の朝鮮半島政策―独立自主外交と中韓国交正常化(李 成日)