第38回 開催概要


緒 〜対話で紡ぐ友好の“糸”〜

我々日中学生会議は、32年もの間日本と中国の学生間での学術的議論と共同生活を通して、学生にしか築くことの出来ない日中友好を実現してきました。 38回日中学生会議では、「緒 対話で紡ぐ友好の“糸”」という理念を掲げています。

学生の力というものは社会一般からすると、とても小さいものでしかありません。日中間の友好にとっても、それは全く同じことでしょう。しかし、日中学生会議という一つの団体を通して、約60名の学生が一同に会し、そこで「本音」の学術的議論を通した日中間の友好の「糸」を築いていくのであれば、我々日中学生会議は将来の日中友好の「緒」となることができ、尚且つ日中間の太い「糸」を形成できるのではないでしょうか。そのような思いがあり、本理念を設定しました。

本音の対話である議論を強調していくことで、日中学生会議でしか実現できない日中友好の「緒」、そして日中学生会議の全体目標である「日中友好へ、学生の挑戦。」を達成できる学生団体を作っていきます。

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開催概要

  • 開催地:日本(広島・奈良・東京)
  • 開催日程:2019年8月4日〜8月22日(直前・直後合宿も含む)
  • 募集人数:21人
  • 応募資格:大学生、大学院生、短期大学生、専門学生(留学生も含む)、高校生
  • 参加費:9万円
  • 選考方法:一次選考はエントリーシートによる書類審査、二次選考は個人面接と グループディスカッション
  • 応募期間:2月4日(月)〜4月14日(日)

※面接について
遠隔地にお住いの方などには別途対応させていただきます。

※参加費について
事前合宿の宿泊費、本会議中の航空費・宿泊費・一部食費を含みます。合宿の際にかかる交通費は一部自己負担です。
活動終了後に残金が発生した場合、返金いたします。
賛助団体の支援により、参加者の負担は大幅に軽減されています。


後援・助成

敬称略・順不同

後援:日本国外務省・文部科学省・公益社団法人日本中国友好協会

助成:(財)MRAハウス、(財)平和中島財団、(財)双日国際交流基金、(財)日本文具財団(財)三菱UFJ国際交流財団


過去参加者について

(1) 日本側参加者の出身大学
青山学院大学
大阪大学
お茶の水女子大学
関西学院大学
京都大学
北海道大学
慶応義塾大学
埼玉大学
上智大学
聖心女子大学
筑波大学
中央大学
津田塾大学
東京大学
東京音楽大学
東京外国語大学
同志社大学
日本大学
一橋大学
広島市立大学
明治学院大学
明治大学
立教大学
立命館大学
早稲田大学
など

(2) 中国側参加者の出身大学
北京大学
清華大学
復旦大学
香港大学
中国人民大学
北京師範大学
北京外国語大学
中山大学
対外経済貿易大学
広東外語外貿大学
曁南大学
北京化工大学
北京中医薬大学
江門五邑大学
外交学院
など

代表挨拶


日本側代表  土屋 勇魚

国際教養大学国際教養学部一年の土屋勇魚と申します。
1年間、素晴らしい日中学生会議となるよう頑張っていきますので宜しくお願い致します。

私は中国の南シナ海への進出にとても興味を抱いています。実際のところ、37期参加者として中国 人学生と議論を行ったことにより、興味を持ったという点が大きいです。
日本から見れば、完全 なる違法行為であるのは明確ですが、中国からすれば歴史的にその地域は中国人が発見した場所 であり、記述も残っているということで中国の領土であり、他の国からすべこべ言われる筋合いは ないという対立構造になっています。
37期の議論においても、その対立構造一点張り。しかし、37 期日中学生会議の本会議が終わり、報告書を書いている際、中国が主張するその記述とは何なの か、又日本と中国以外の国から見たらどう違うのかという興味が湧き、今の私の状態に至ります。
知的好奇心というものは絶えないものです。

しかし、日中学生会議は議論超重視の学生会議。 38期ではこれまでに無いくらいの分科会の時間を用意しています。
私は分科会を持ちませんが、是非是非色々な人と熱い議論を交わしたいと思います。
宜しくお願い致します。


中国側代表  张璐

我来到这里,因为对 “人” 的憧憬。海德格尔将人称为 “此在”,此在最为本质的特征是 “去生存”。没有概念能够定义人,因为人始终朝向未知的 可能性。我们不是静止的现成物,而是潜藏着各种不可 预知的可能性的 “人”。性别、国籍、民族、地域、院校 …… 我们习惯性地区分,或隐或显地排斥着 “我” 之外的他者, 带着先有的理解遭遇他人。2019 年的夏天,我们来到这里, 因为真实的相遇将会重新充实我们 


38回実行委員紹介

副実行委員長・総務  髙橋 真洋

37期では教育分科会リーダーとして参加しました。今回は総務として、日本・中国の学生が自由闊達な議論をできる場を提供しますことをお約束します。
第38期では広島原爆の日を中国側参加者とともに過ごすということで、日中双方の学生にとってとても有意義な経験になると思います。議論と交流を120%楽しめるよう精一杯頑張りますので宜しくお願い致します。


広報         北條 久美

私の実現したい日中学生会議は、以下の三つです。
1・実行委員そして参加者全員が一生涯にわたる友情を築く 

2 ・熱い議論で見えない壁を認識し、両国間、人間同士の差異を超える経験を掴む

3・各人の将来につながる活動へ、また日中友好の未来、そして世界平和へつながる大きな一歩にする最後に自分にしかないエピソードを紹介します。

中国大好きで、私は中国人になりたいと思うほどです。そして韓国も大好きでそのため吉林大学への留学も決めました。約一年間、笑顔と感謝を忘れず全力でやり抜いていきます。宜しくお願いします。


広報・渉外      山下 紗季

私は山下紗季、高校三年生です。

私は父が日本人母が中国人のハーフです。
上海に生まれ、上海で育ち、小学校は上海日本人学校を通っていました。

12歳に日本にきたので、実は日本での生活は人生のたった3分の1しかないのです。今まで受けてきた教育は全て日本のものであるので、習慣や考え方は日本のものが大きいのだと自覚しています。

しかし、やはり故郷は大事です。私は中国のことが大好きです。
日中友好を私は小学生のときから夢見ていました。日中の間では関係が良ければ解決する問題が山のようにあると思います。例えば領土、軍事費など。

もし日本と中国が私の家族と同じように、平和で微笑ましい関係にならば、
お互いの人民の心の豊かさや経済的利益は計り知れないほど現れるはずだと、幼いながら日本と中国のお互いを批判するニュースを見ながら思っていました。

私が目指しているのは、今まで日中関係に関心がなかった人たちにお互いの魅力を伝えて興味を持ってもらい、理解してもらい、協力できる関係に多くの人がなれることです。睨み合い続けることに意味がないということを発信し続けていきたいです。


渉外         児嶋 夏花

初めまして!
早稲田大学1年、児嶋夏花です。

高校ではハンドボールをしていました。
大学に入ってからは大学周辺のまちや商店街と協力して、街づくりをするサークルといろいろな資格を取得するサークルに所属しています。

去年の6月に滋賀県に行って忍者検定を取得してきました。
持っている人はなかなかいないのではないでしょうか?
忍者のことならぜひ任せて下さい!!

趣味は野球観戦で月に2回以上は球場に行って応援しています。
大学に入ってから第2外国語として中国語を学び始めましたが、声調の難しさを実感しました。
しかし、大学の中国語学習団体で留学生と話しているのがとても楽しく、どんどん中国と中国語の魅力に引き寄せられました。

日中学生会議の存在もこの中国語学習団体から知りました。
今まで普段の日常生活を送って来た中で、日本と中国が友好になるためには、私たち若者世代が行動を起こさねばならないと密かに心に抱いていました。

大学に入ってから実際に行動に移すきっかけにしようと思い、思い切ってこの日中学生会議の実行委員に志願しました。

最後になりますが、日本側中国側のみんなが充実した笑顔で終わることのできる会議にしようと務めますので、
これから宜しくお願いします。


財務         原田 千尋 

創価大学経済学部3年の原田千尋です!
趣味は食べること、特技は寝ること。

第38回日中学生会議では財務と分科会リーダーを担当します。

現在、私は北京の清華大学での留学を終え、日本に帰国しました。
実際に中国に行ってみて、日本にいた頃は知らなかった中国人の温かさや中国の力強さを日々感じました。

「自分の目で見ないと分からない」とよく言うけれど、それを心から実感する毎日でした。中国の友人との関わりの中で、この国も、人も、好きになれました。

中国への留学を経験し、本物の友情はどんな差異も超えられるということ、
日中友好が世界平和への第一歩だということを確信できた私だからこそ、日中学生会議という場を通じて関わる全ての人にその機会を提供したいと思いました。

私自身初めての参加ですが、縁する一人ひとりを大切にとことん学びぬいて
本音で話しまくって、思いっきり楽しんで、一人ももれなく大成長できる
第38回日中学生会議にします。

どんな時も朗らかに、感謝の心を持ち続けてがんばります!


分科会リーダー    今井 絵莉香

分科会リーダーを務めます!
大阪大学中国語専攻2年の今井絵莉香です!

-中国について思うこと-

人や国土が多すぎたり広すぎたりで、本当に人々の考え方や文化も様々であるなぁと感じます。中国語を勉強し始めて一年半、言葉・人々・文化・歴史について色々学んできましたが、学べば学ぶほど分からなくなってくると言った印象です。何をもって中国と考えたら良いか…深いテーマになりそうです…。カルチャーに関しては、最近すごくアイドルや映画が有名になってきているなと感じています。韓流のように流行となれば良いなと思います。

-どんな日中学生会議にしたいか-

日中双方の学生が、何日にもわたって行動や時間を共にする、他にはない貴重なチャンスですので、とにかく議論を重視していきたいと思います。議論に関しても、ただ本番ぶっつけでやってみようではなく、特に事前準備や学習を重視して、本会議を質の高いものにしたいです。

– 意気込み –

様々なバックグラウンドを持った、志の高い素晴らしいメンバーの中にいて、圧倒されてしまう事もありま すが、留学前に中国の大学で学ぶ中国人学生の生の声や本音を聞いて、自分でも考え、糧としたいです。また、会議ですので中心となってしっかり意見を言いたいです!実行委員になった以上は責任をもって、参加者を引っ張っていけるように自分を強く持って頑張りたいと思っています!日中双方の参加学生の架け橋になれるように努力したいとも考えています!


分科会リーダー    翁羽翔

はじめまして。日中学生会議で分科会リーダーを務めさせて頂く上智大学総合グローバル学部の翁羽翔(ウェンユウシャン)です。今就活をやっていてとても大変な毎日を送っています。やりたいことも、頑張ったことも、いいところもないくせに嘘がつけなくて息苦しくてしょうがないです。

両親中国人日本生まれのレアキャラな自分ですが、日中学生会議をここまで支援してくれた方々、OBOGの方々に恩を返すと同時に、この学生会議を通して参加者みんなが期待した通りの三週間を過ごせるように頑張ります!